目次
・日当たり 夏/冬
・起き場所 夏/冬
・水やり 夏/冬
・肥料
前回はプルメリアを東京での育てる場合の方法や越冬時の気を付けるポイントなどを書き連ねてみました。
今回は沖縄やハワイなどでも有名なハイビスカスにの東京での育て方や越冬方法、増やし方などを個人的な経験を踏まえてお話しようと思います。
ハイビスカスは沖縄県内のお土産屋さんでも挿し木として多く売られてるのを見かけたことがある人もいるかと思います。プルメリアに比べると割と簡単に育てることが出来ます。
とは言えそこは南国の植物ですので一年中外に置きっぱなしにしてしまうと、東京では枯れてしまいます。
また鉢で購入する場合は根張りがしっかりしている物を選びましょう。
挿し木で売られている物は水耕管理で発根させてから土植えにするため
初めての方には少し管理が難しくなります。お薦めなのは小さくても良いので鉢植えになっている物を選びましょう。
・日当たり 夏/冬
南国の植物ですので日差しには強く、日光を大変好みます。
しかし夏場の東京の気温は沖縄の夏場の平均気温より暑いのを知っている方は多くありません。
東京の真夏8月9月の二か月間は屋外に置く場合注意が必要です。
直射日光の当たる場所では水やりをしっかりしていても枯れてしまう事があります。
※枯れなくても葉焼けを起こしダメージを負うことがあります。
東京で屋外に置く場合
4月中旬~7月下旬/9月~10月
屋外に置くときは必ず最低気温10度以上を把握し、最高気温は30度を超えない夏日で判断するようにしてください。
東京で屋内に置く場合
10月下旬(最低気温が10度を下回る前)~4月上旬(桜が散った後くらい)
☆7月下旬~9月下旬は室内の窓際、日当たりの良い場所で管理しましょう。
この時、冷房の風が当たる先に鉢植えを置かないようにしましょう。
また気温や日差しをみて外に出せる時は明るい直射日光の当たらない場所に置いてあげましょう。
また耐寒性は
・プルメリア 10度くらい
・ハイビスカス 8度くらい
※これは個人的に育てていてうちの植物達が耐えた気温です。
これが東京で自分が育てている上記植物の耐寒限界かと思います。※昼夜の寒暖差で弱る事もありますので一概には言えません。参考程度にしてください。
ですので東京で肌寒くなってきたと感じる10月下旬頃には室内へと鉢を移動させてあげましょう。
・起き場所 夏/冬
植物の管理で一番重要なのが起き場所になります。
例え南国の植物であっても真夏の30度以上になる日当たりの良いところに置いてしまっては枯れてしまいます。
暑さに強い植物でも30度以上の酷暑ですとさすがに葉焼けをし弱ってしまいます。
-夏場の起き場所-
上記で記載したように日当たりが良く風通しも良い場所が育成には適してます。
我がままを言えば鉢は明るい日陰、茎葉は日当たりのよい空間が理想です。
これは室内でも屋外でも同じになります。
室内に移動させても日当たりは重要になってきますので窓際に置いて水やりはしっかりと行いましょう。
-冬場の起き場所-
近年の東京の気候は夏日が非常に長くなってきてます。
4月から10月までコンスタントに15度から20度を保つ期間が多くなってきてます。
ですが11月から3月まで急に冷え込む事が多くなってきてます。
春、秋が短いので植物に負担を掛けないように管理しましょう。
ハイビスカスは冷え込み始めた10月から室内に移動させても、日がよく当たり環境が整えばまた花芽を付け始めたりします。
この時に気を付けたいのが室内であっても日当たりが良く風通しの良い場所。
実際にリビングの窓際に置いて日当たりが良い条件と、同じように日当たりが良くても人の出入りがない納戸のような部屋だと不思議と弱っていく事が多いです。
風通しの良い場所というのが植物にとっては大事な事なんだと思います。
室内で越冬す場合に気を付けないといけないのが暖房の温風です。
※夏場のエアコンの冷風と同じです。
これは本当に危険であっという間に弱ってしまいます。絶対に気を付けましょう。夜はしっかりカーテンで底冷え対策もしてあげてくださいね。
・水やり 夏/冬
-夏場の水やり-
ハイビスカスは水を大変好みますので土の表面が乾いてきたらしっかり鉢底から水が出るくらいあげましょう。
屋外で育てる時は受け皿をしないようにしましょう。
溜まった水で根腐れを起こしたり、鉢中の蒸れで根っこにダメージが起きる場合があります。
また屋外で育成している期間中に水分が足りないと蕾がつきづらくなり、付いたとしても開かずポロっと落ちてしまう事もあります。
夏場は早朝、日没後の2回水やりをしましょう。
※日中は出来るだけ水やりを控えましょう。素焼きの鉢は通気性が良いので日が当たっても鉢内が蒸れる事はそうそうありませんが
プラ鉢は熱がこもり根が蒸れてしまう事があります。
-冬場の水やり-
室内に移動させた後も土が乾いたら株の大きさをみて土を湿らせてあげましょう。
夏場の様に鉢底から水が出るほどではなくていいのである程度は水分を切らさないようにしましょう。
・肥料
ハイビスカスは花を咲かすのにエネルギーを使います。
春から秋にかけて花咲の季節には園芸店などで取扱のある緩効性の肥料をあげましょう。
ハイビスカスは枝先に花を付けますので株の大きさ(花芽が付く枝の数)や鉢の号数を見て適量をあげてください。
また初夏には液体肥料も薄めて合わせてあげてもいいと思います。
※気温が30度以上になり室内管理をするときは肥料を控えめにしましょう。
また11月以降は肥料を止めて水やりだけにしましょう。
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