目次
・東京で育てる時の注意点
・越冬させる方法
・水やりについて
・花芽について
・挿し木の方法
・植え替えについて
・棘のないブーゲンビリア
ブーゲンビリアは常夏の環境で育つつる植物です。
夏にピンクやオレンジ、ホワイトなどの色鮮やかな薄い質感の花を咲かせます。
熱帯では自然界に自生して多き物だと20~30mくらいにまで生長し茎にはトゲがあり硬く木質化します。
ブーゲンビリアはプルメリアの様に見た目色鮮やかな花を咲かせますが
花の香はほとんどせず南国では家の垣根などに這わせて楽しまれています。
東南アジア各国でも見ることができその種類も様々です。
ブーゲンビリアは夏に咲く印象の強い花ですが熱帯地域ではほぼ通年開花します。
東京でも室内であれば十分育てて枯らすことなく楽しむことが出来ます。
日照時間に関わらず10℃以下になると落葉します。
最低でも5℃あれば落葉しながらの越冬が可能ですが東京の2月頃の最低気温には
耐えられず弱ってしまうので地植えは難しいと思います。
・東京で育てる時の注意点
ブーゲンビリアを東京で育てる際の注意点は水捌けの良い土と、日当たりの良い場所に置くことです。
南国の植物なので乾燥には強く、逆に常に湿っている土を嫌います。
水やりのタイミングはそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。
基本的には20~25度くらいで花芽を付けて開花します。
・越冬させる方法
ブーゲンビリアの越冬は室温と水やりにあります。
自分の育てているブーゲンビリアは全て鉢植えなので温度管理はしやすいようにしています。
室内管理であっても温度は5度を下回らないように気を付けましょう。
ブーゲンビリアの越冬温度は5℃です。下回らないように気を付けましょう。
10月中旬頃には室内に移動させます。注意しないといけないのは最低気温なので
余裕をもって室内(窓際の日当たりのいい場所)に置きます。
徐々に水やりをセーブしていき株の状態を見ながら週に1回程度まで頻度を下げます。
東京でも温度管理ができる環境下の路地上ブーゲンビリアは霜が降りないように注意し、水やりは天候次第にして控えましょう。
・水やりについて
ブーゲンビリアの水やりは上記でも説明したとおりになりますが
初春から秋頃にかけて生長の重要なポイントとになります。
水やりが多ければ枝葉が伸びて、逆に花芽が付きにくくなります。
剪定をせずに大きさの調整も水やりの加減で出来ます。
そして花芽を付けさせたい場合は水やりを控えて生長を鈍らせると
不思議と花芽を付けて開花します。
東京で育てる場合は4月~6月(梅雨時期まで)しっかりと水をあげて
7月から暑さが本格的になってきたら乾燥気味にし花芽を楽しみます。
※自分は葉が垂れてきたらしっかり水を上げる程度にしています。
そうする事で東京でも10月くらいまでは花を咲かせる事が出来ます。
また水やりを控えることで耐寒性を上げる事ができますので
室内管理であっても株の状態を見ながら11月以降水やりを調整してみてください。
・花芽について
ブーゲンビリアの花芽はちょっとした環境の違いでよく落ちます。
鉢植えで買ってきたブーゲンさんは店先でキレイに咲いていても
家に迎えて2日もしたら花落ちし始めます。
気にせず、時期にもよりますが開花時期でしたら水やりを控えめにして
再度蕾を付けさせてみましょう。
・挿し木の方法
ブーゲンビリアは挿し木で増やせます。剪定時に丈夫な枝を残しておき15cm程度のところで切り一晩水につけておきます。葉を2~3枚残し葉先を切っておきましょう。
切り口を乾かしてルートンを付けたらしっかりと埋めるようにして赤玉土に挿しておきます。
多少茎がしおれますが、発根するまでは水を切らさないようにしましょう。
・植え替えについて
ブーゲンビリアの植え替えは、2年に一度行いましょう。
根張りが早く根詰まりを起こすと葉が黄色くなってきます。
植え替えのタイミングは初春から初夏の生長期に行います。
ブーゲンビリアも根にダメージを負うと簡単に弱ってしまう植物ですので
静かに元鉢から抜き、土を崩さずにそのまま一回り大きな鉢に植え替えます。
鉢替えを行う場合は急に大きな鉢に変えてしまうと
根はりばかり良くなり花芽を付けなくなります。
必ず一回り大きな鉢にしましょう。
・棘のないブーゲンビリア
ブーゲンビリアは大きく枝葉を伸ばしながら環境が整うと葉の付け根から花芽を付けます。
その時よく見ると葉の付け根には小さな脇芽もあります。
その繰り返しで花芽を付けていき、脇芽の隣から花が出ます。
その時に花芽を付けずに残ったツタが棘になります。
環境により花芽を付けづ大きくしてしまった株は棘だらけのブーゲンビリアになります。
最近では市場に棘のない改良品種?も出回っております。
自分も二株育ててますが棘のあるものに比べると大きくならない気がします。